「鈴木千恵」という存在

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今から10年以上も昔、まだこんなにSNSが普及されていない時代に

本当にただの興味本位で、自分の名前を検索してみた。

「鈴木千恵」と入力すると、何が出てくるのか・・・

もちろん、その頃の私はブログさえもやっていない時のこと。

 

一番に出てきた「鈴木千恵」さんは下駄職人さんだった。

へー!と思ったのと同時に、その作品のすばらしさに釘付けになった。

「すごい!」

その時見た「鈴木千恵さん」は、見事にアーティストだった。

 

他にも、マリンバ演奏者、スポーツキャスターなど・・・

「鈴木千恵さん」という存在は、とても個性的な職業の方ばかり。

何気なく検索した自分の名前から、自分の想像をはるかに超えた世界が

そこにあったのだ。

 

「いつか、この人に会ってみたい!」

私の空想は広がるばかり・・・

同姓同名の鈴木千恵さんのアートな下駄はそれほどインパクトのある

作品だったのです。

 

その後、私が写真をやるようになってからは、すっかり忘れていたこと

だったのですが、プロフィール写真を撮っているうちに、手仕事の作家

さんやアーティストさんたちの姿が、とても素敵だったのです。

 

自分の大好きなことを人生をかけてやっている姿・・・

自分の道を歩んでいるその姿は、ファインダー越しにとても絵になるので

これから、ライフワークとして、やっていきたいな・・・と思い始めた時に

 

「あ!そういえば」

 

・・・と最初に思い出したのが、この下駄職人の鈴木千恵さん。

 

HPを見ると、静岡に在住ということで、現地に伺って直接お会いして

お話してみたいな・・・と思い私の方から、思い切って連絡してみたら

たまたま、グループ展があるとのことで、東京へ来られるというお返事を

いただき、なんと10年越しの思いが叶ったのでした!

 

その「鈴木千恵さん」と、私のと、お互いに「鈴木千恵」の名刺を交換

なんとも不思議なご対面となったわけです。

 

でも、思った通りの方だったし、思った以上の作品で、もう上機嫌の私。

この「鈴木千恵」という全く違う別々の二人が、こうして顔を合わせる

というだけでも、かなり珍しいケースだと思うのだけれど、

 

「会ってみよう!」

というマニアックな考えをする私がいて、

 

「会ってもいいよ」

と言ってくれる鈴木千恵さんがいて、

 

今生、この人生のある瞬間、こうして対面できたということは、まぁ

これはもう、本当にご縁というしかないかもですね。

 

「鈴木千恵」という存在。

この地球上にはまだまだ沢山いらっしゃるのだろうけれど。

 

展示会場で、お客様に褒められているのを見て、まるで自分のことの

ように嬉しくなる・・・

自分の分身のようで、とても不思議な気分。